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美術館に行って出会える2番めのもの、それは人です。 |
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作品を作った人 美術館に置いてあるたくさんの作品。 その一つ一つがだれかに作られたものです。 作品を見て体験することで、それを作った人にも子どもたちは 出会うことができます。 日本の人、外国の人、男の人、女の人、若い人、年取った人、 いろいろな人がいますね。 作品を見ていると、どういう人が作ったのかもっともっと知り たくなるかもしれません。 美術館の作品を作った人の中にはもう亡くなってしまったために、 直接会って質問したり、話したりすることができない人がたくさんいます。 それはとても残念なことですが、だからこそいろいろなことが想像できる かもしれませんね。 反対に作った人が今も生きている時は、もしかして直接会って質問したり、 作っているところを見たり、 一緒に作品を作ったりすることができるかもしれませんね。 作った人に会いに、外国にまで行きたくなるかもしれません。 最近は作った人と見る人が出会えるような機会を作ってくれる美術館もある んですよ。 直接作った人に会えるかも、と考えるとわくわくしますね。 |
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美術館で働く人 美術館では、わたしたちがいろいろな作品に出会い、楽しむことができるよう、多くの人が働いています。 美術館に入って多分一番最初に出会うのが、受付の人。 券を買ったり、ロッカーやトイレの場所を聞いたり、とお世話になることも 多いですね。 また展示室には、作品の保護のために監視員さんがいることがあります。 あまり作品に近づきすぎたり、走ったりした時には声をかけられるかもしれ ません。 そういう時は美術館での3つのお約束を思い出してみましょう。 直接会う人といえば、ミュージアムショップの人もいますね。 またガイドをしてくれる人やインタープリターと呼ばれる人が みんなが楽しむお手伝いをしてくれる美術館もあります。 作品を購入し、保存・研究をし、展覧会を行ない、みんなが楽しめるような 色々なプログラムも作る、という 美術館ならではのお仕事をしているのが学芸員さんです。 直接会える機会は少ないかもしれませんが、作品や展覧会を通して実は学芸員 さんにも会っています。 また美術館がいつも明るく清潔で過ごしやすくなっているのは、 お掃除をしたり、建物を管理する職員さんのおかげです。 また事務や経理の仕事をしている職員さんもいます。 直接出会える人もいれば、そうでない人もいますが、 いろいろな人たちのお仕事から美術館ができあがっていることを考えるのは きっと子どもたちにとっていい経験になるでしょう。 |
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美術館に来ている人 公共の場所である美術館には、わたしたちの他にもたくさんの人が作品を 楽しみに来ています。 お家や学校で出会う人よりもずっと幅広い人たちと出会い、そこに一人の 人として加わることは子どもたちが育つ上でとてもよい経験になることで しょう。 ただ最初は緊張したり、反対にわくわくしずぎて、周りの人も楽しんでいる ことを忘れてしまうかもしれません。 その時は、AACおすすめの初めての美術館などを訪問することから始めて みませんか? 美術館や周りの雰囲気に慣れ、お約束も自然と守れるようになってから いろいろな美術館におでかけしてはいかかでしょう? |
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